皮膚の中の小さな血管が一時的に膨らみ、血液の中の血漿が周囲に滲み出た状態をいいます。蕁麻疹は食べ物・食品添加物・花粉・ハウスダストなどのアレルギー物質が原因である内因性と、寒さ・ストレス・細菌・ペットなどのアレルギー以外のものが原因である外因性があります。食べ物が原因で、かつ運動により引き起こされる食物依存性運動誘発蕁麻疹の場合、気管が腫れるタイプの症状は急に起こると、呼吸困難がおこり窒息をすることもあります。原因不明のことも多いです。蕁麻疹発症の機序は、血管透過性が亢進し、真皮上層に浮腫を形成することによるものです。症状が6週間以内で終息するものを急性蕁麻疹、それ以上続くものを慢性蕁麻疹といいます。(日本のガイドラインでは4週間で区別しています)