好酸球性膿疱性毛包炎(eosinophilic pustular folliculitis: EPF)とは、好酸球性小膿疱(外毛根鞘への好酸球浸潤)の多発を特徴とする疾患である。太藤病ともいう。臨床症状は、 強い瘙痒を伴い、再燃寛解を繰り返す慢性かつ難治性の炎症性皮膚疾患であり、顔面に好発する。 エイズ(HIV感染者)や、悪性リンパ腫・白血病などの造血腫瘍患者による免疫不全者に本疾患が合併することがある。インドメタシンが有効である。