生命保険のための医学知識

生命保険会社の査定医長として、日々の
引受と支払査定業務で気付いた病気と
手術について解説して行きます。
最近の担当保険分野は、生命保険、
医療保険、がん保険、団体医療保険、
海外旅行保険、医師賠償責任保険、
就業不能団体信用費用保険など多岐に
わたっています。
査定者や営業担当者の医学知識の向上に
少しでもお役に立てれば幸いです。

2011年01月

小脳血管芽腫(cerebellar hemangioblastoma)とは、小脳に発生する増殖の遅い良性腫瘍で、異常に増殖した血管組織から構成されます。遺伝性の多発例はフォンヒッペルリンドウ病(von Hippel Lindau disease)と呼ばれます。

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

視神経萎縮とは、視神経が消失または機能喪失した状態で、眼底写真で視神経乳頭が白く変色して見えます。視力低下や視野の異常を主な症状とし、視神経の外傷や炎症、変性、虚血、圧迫などさまざまな原因があります。原因疾患としては、緑内障、ぶどう膜炎、網膜中心動脈閉塞、栄養障害、薬物中毒などがあります。また、遺伝によることもあります。

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

↑このページのトップヘ